エレベーターで1階に降りる際、途中の階から乗ってきて、途中の階でまた降りて行った男性がいた。乗ってくる時も降りる際も、他の住人と同じように軽く会釈をしていたが、今まで1度も見たことがない人物のように思えたし、途中の階で降りる理由がわからない。急に怖くなり、集合ポストの郵便物を回収すると、本当はそのままコンビニに出るつもりだったが、すぐにまた自宅まで戻った。最近は物騒で、セキュリティ設備が整っているマンションでも油断できないと思う。犯罪はどんどん巧妙化しているというし、プロの窃盗団というのもあるらしい。

マンションは壁が厚く、玄関ドアやいくつか有る窓ガラスの他は開口部も少ない。防犯の面では一戸建てより優れていると思っていたが、マンション共用部は赤の他人同士が同じ敷地内を行動できるわけだから、一戸建てより実は危険なのかもしれないと思い始めた。玄関ドアは元から鍵が二重だが、各部屋の窓ガラスも、防犯対策のために二重窓に交換した方がいいのではないだろうか。

テレビコマーシャルでも、有名メーカーが出している二重窓の商品を目にすることがある。騒音防止や遮熱など、快適に暮らすための二重窓の宣伝だが、やはり、防犯面でも役立つのではないだろうか。窓ガラスを交換するということなら、抽選に外れ買えなかった角部屋じゃなくて良かった。玄関以外の開口部は南側の窓ガラスだけ。ここを二重窓にすれば、安心だ。テレビコマーシャルでは腰高窓を例にあげていたが、うちのように天井の高いマンションの、掃出し窓だって二重窓にできるのだ。メーカーにより二重窓の名称も様々だが、防音性能、断熱性能など、機能的には大差ないようだ。防犯性能については前面に出されてないメーカーもあるが、泥棒が侵入を試みた場合、時間稼ぎになるのは決まっている。次の賞与が出たら、絶対に窓ガラスを二重窓に交換したい。