glass_hason
ジメジメとした梅雨が続いている。今年の梅雨は長引きそうという予報もあり、外で遊べないうちの息子たちは狭い家の中で所狭しと暴れている。しかも外に干せない大量の洗濯物がうっとおしいので、早く梅雨が明けてくれないかと今から待ち遠しくてたまらない。

小学校三年生と六年生の息子たちだが、家での遊びもチャンバラごっこや戦いごっこなど体を動かす遊びが好きで、動きが激しいため家具を壊すんじゃないかとハラハラしてしまう。そんなおり、二人は夫が100円ショップで買ってきた銃のおもちゃを気に入り、警察ごっごにハマりだした。どこでそんな情報を仕入れてきたのか、「ホシがそっちに逃げた」とか「あいつはクロだ」とか言いながら、かなりハードボイルドな設定だ。そんな中、私は二人の遊びに巻き込まれないように静かにリビングの端っこに座っていると、お風呂場の方から「ガシャーン」というただならぬ音が聞こえてきた。私が駆けつけると、お風呂のドアのガラスが見事に割れているではないか。二人とも茫然としていたが、私が来ると「俺じゃない」「お前だろ」と罪をなすりつけあいだした。私はかーっとなって、「こらーっ!責任押し付け合ってる場合じゃないだろーっ!」と怒鳴りつけた。そしてとりあえず二人を安全な場所に移動させた。どっちがどうとか、謝るとかの前に、まずは二人にケガがないかの確認だ。幸い二人ともケガがないようだったので安心したが。そして二人にスリッパを履かせ、軍手をはめさせ、自分たちでガラスの処理してもらうことにした。

もちろん全て終わったあと、私の警察なみの尋問と説教が続いたことは言うまでもない。